“賀王恩”の読み方と例文
読み方割合
がおうおん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
賀王恩がおうおん」という曲が奏されて、太政大臣の子息の十歳ぐらいの子が非常におもしろく舞った。帝は御衣をいで賜い、父の太政大臣が階前でお礼の舞踏をした。
源氏物語:33 藤のうら葉 (新字新仮名) / 紫式部(著)
師長は久方振りに院の御所に上り、秋風楽しゅうふうらくの曲などを奏したのであった。師長は以前土佐から許されて帰った時には、賀王恩がおうおん還城楽げんじょうらくを院の前でおきかせしたことがあった。