もらは)” の例文
本当の子分にしてもらはうかと思つたことが、幾度いくたびとも知れませんよ、近来は最早もう怖くてたまらぬから、逢はぬやうに/\と、篠田を避けて居るんだ
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
もらはねばならず夫に付我等兄弟共へはなせし所が持參金ぢさんきん衣類道具等までも損をして離縁状計り取とは餘り馬鹿氣ばかげた事とて不承知ふしようちを申餘り無法の挨拶あいさつなりと云に付今日其弟を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)