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譴
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たしな
ふりがな文庫
“
譴
(
たしな
)” の例文
時には孝子自身も、人のゐない處へ忠一を呼んで、手嚴しく
譴
(
たしな
)
めてやることがある。それは孝子にとつても或る滿足であつた。
足跡
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
行末怎うなるのか! といふ眞摯な考への横合から、富江の
躁
(
はしや
)
いだ笑聲が響く。つと、信吾の生白い顏が頭に浮ぶ、——智惠子は嚴肅な顏をして、屹と自分を
譴
(
たしな
)
める樣に唇を噛んだ。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
行末
怎
(
ど
)
うなるのか! といふ
真摯
(
まじめ
)
な考への横合から、富江の
躁
(
はしや
)
いだ笑声が響く。ツと、信吾の生白い顔が
脳
(
あたま
)
に浮ぶ、——智恵子は
厳粛
(
おごそか
)
な顔をして、屹と自分を
譴
(
たしな
)
める様に唇を噛んだ。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『マア、お客樣に其麽事言ふと、母さんに叱られますよ。』と、姉が妹を
譴
(
たしな
)
める。
札幌
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
其麽事は無い、と自分で
譴
(
たしな
)
めて見る、何時しか息遣ひが忙しくなつてゐる。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
其麽事は無い、と自分で
譴
(
たしな
)
めて見る、何時しか息遣ひが
忙
(
せは
)
しくなつてゐる。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『誰が來てるんだい?』と言ふ調子は低いながらに
譴
(
たしな
)
める樣に鋭かつた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
『誰が来てるんだい?』と言ふ調子は低いながらに
譴
(
たしな
)
める様に鋭かつた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
そして、女教師の孝子にも、健の
其麽
(
そんな
)
行動
(
しうち
)
が何がなしに快く思はれた。時には孝子自身も、人のゐない処へ忠一を呼んで、手厳しく
譴
(
たしな
)
めてやることがある。それは孝子にとつても或る満足であつた。
足跡
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
と、姉が妹を
譴
(
たしな
)
める。
札幌
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
譴
漢検1級
部首:⾔
21画
“譴”を含む語句
天譴
譴責
御譴責
厳譴
因冒譴責坐北遷
御譴
朝譴
譴怒
譴蒙
譴誨
譴責状