あや)” の例文
大小の区別のつく、軽重けいちょうの等差を知る、好悪こうおの判然する、善悪の分界をみ込んだ、賢愚、真偽、正邪の批判をあやまらざる大丈夫が出来上がるのが目的である。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
世人は皆小野蘭山の『本草綱目啓蒙』の僻説にあやまられて麦門冬に二種ありとし
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)