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謫居
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たっきょ
ふりがな文庫
“
謫居
(
たっきょ
)” の例文
金之助の
謫居
(
たっきょ
)
のまわりも、庭木の紅葉したものがなかなか散らず、枝から枝へのどかに小鳥の鳴きわたるような日が幾日も続いた。
落ち梅記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
四つの罪人永く追いやられ、アダムはヒンドスタンに、エヴァはジッダに、蛇はイスパハンに、エブリスはシムナーンに
謫居
(
たっきょ
)
した。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
伏見の
謫居
(
たっきょ
)
は一年間であった。その一年が過ぎると、一応、停職を解かれ第十六師団司令部附となり現役に復したが、その翌日附をもって予備役に編入された。
私が張作霖を殺した
(新字新仮名)
/
河本大作
(著)
海は少し遠いのであるが、須磨の関も越えるほどの秋の波が立つと
行平
(
ゆきひら
)
が歌った波の音が、夜はことに高く響いてきて、堪えがたく寂しいものは
謫居
(
たっきょ
)
の秋であった。
源氏物語:12 須磨
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
源氏が日を暮らし
侘
(
わ
)
びているころ、須磨の
謫居
(
たっきょ
)
へ左大臣家の
三位
(
さんみ
)
中将が
訪
(
たず
)
ねて来た。
源氏物語:12 須磨
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
“謫居”の意味
《名詞》
罪を得て自宅などに引きこもること。
配流となり、その地に暮らすこと。また、その地。
(出典:Wiktionary)
謫
漢検1級
部首:⾔
18画
居
常用漢字
小5
部首:⼫
8画
“謫”で始まる語句
謫
謫官
謫所
謫天
謫戍
謫死
謫竄
謫落
謫降来
謫天情僊