“謫官”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てきくわん66.7%
たくかん33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
○つくしにいたり玉ひては不出門行ふしつもんかうといふを作り玉ひて、寸歩すんほ門外もんのそとへいで玉はず。是朝廷てうていたうとみおそれ、御身の謫官てきくわんたるをつゝしみたもふゆゑなり。
○つくしにいたり玉ひては不出門行ふしつもんかうといふを作り玉ひて、寸歩すんほ門外もんのそとへいで玉はず。是朝廷てうていたうとみおそれ、御身の謫官てきくわんたるをつゝしみたもふゆゑなり。
開元の末になって、柳毅の義弟の薜瑕せつか京畿けいきの令となっていたが、東南に謫官たくかんせられて洞庭湖を舟でとおっていると、不意に水の中に碧あおとした山が見えてきた。
柳毅伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)