謟諛おべっか)” の例文
此者これじゃアなえよ、其奴そいつさきあがっていた奴だ、もっと年をってる奴だア、此奴はの娘へ謟諛おべっかに入って来たんだ、其様そんな奴をなじらなくっちゃア仕様がねえ、えゝ始めて御意得ます
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
立派な座敷の道具にはならない、是は指物ばかりではない、でも彫物ほりものでも芸人でも同じ事で、銭を取りたいという野卑な根性や、ひとに褒められたいという謟諛おべっかがあってはい事は出来ないから
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)