謝儀しゃぎ)” の例文
門下生たちは、高台付きの白扇はくせんか、箱入蝋燭ろうそくか、小菊紙十じょうほどな品物に、半年分の授業料として、金一(百ぴき)をつつんで上に「謝儀しゃぎ」と書き、うやうやしく、添えて出すのが、例なのである。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)