ちょう)” の例文
これは、敵兵を撃つものではない、敵軍を威圧するため、かねて丹羽長秀にちょうじておいた大喊声だいかんせいを起すべく、のろし代りに撃たせた銃声であった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「かねての、ちょうじ合せをふくみ、護良もりなが(大塔ノ宮)と宗良むねながのふたりも、一山の衆徒をひきい、白川口、大津あたりまで出て、待ち迎えんと、書中に見らるる。——藤房、忠顕ただあき
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
(近々に、不測ふそくを起し、勢州ともちょうじ合わせ、秀吉のうしろをるべし)
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「しかとちょうじあわせてあります」
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)