ども)” の例文
おまけに口が少しどもると来て居るから、誰も物好に手を出すものもなく、二十五歳の今日まで、男といふものは猫より外に抱いた事も無かつた。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
子貢は、とうとうたまりかねたように膝を乗り出して、どもりながら云った。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
信三はひどくかわいた声でどもりながらそう云った
四年間 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)