“木訥”の読み方と例文
読み方割合
ぼくとつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのあとを受けてアストン博士は木訥ぼくとつな口調で同位元素の質量偏差を説明し、チャドイック博士がα粒子による原子の人工崩壊を述べたのであった。
木訥ぼくとつの口調で懸命になぐさめ、金内の肩に積った粉雪を払ってやったりするのだが、金内は、そのように優しくされると尚さら心細くなり、あああ
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
誠忠、律義、木訥ぼくとつ恭謙きょうけん、そういう性質の正成ではあったが、宮家とはことごとく気心が合い、水魚の交わりを呈していたので、何事も気安く云うことが出来た。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)