“解褐”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいかつ50.0%
かつをとき50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
霞亭解褐かいかつの年は、わたくしは岡本花亭の尺牘に本づいて辛巳となした。花亭は壬午九月四日に「去年福山侯の聘に応じ解褐候」と云つてゐる。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
わたくしは今藤陰解褐かいかつの事を記するに当つて、此問題を再検しようとおもふ。それは藤陰の孫国助さんが頃日このごろ其蔵儲の秘をひらいてわたくしに示したからである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「君子の才行器識あり、うたもよみ候、曾而かつて嵯峨に隠遁いたし候を茶山老人に招かれ、備後黄葉山廉塾をあづかり、去年福山侯の聘に応じ解褐かつをとき候」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)