“角万”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かくまん50.0%
かどまん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ようやく、その年のうるう三月を迎えるころになって、※(角万かくまん)とした生糸の荷がぽつぽつ寛斎のもとに届くようになった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
つれてゆかれたのは、新柳町の「角万かどまん」という料亭であった。角万は第一流で、おもに藩の重役とか大商人などを客にしている。松屋川の河岸かしに面して、別棟になった離れ屋も三棟ばかりあった。
艶書 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)