角万かどまん)” の例文
つれてゆかれたのは、新柳町の「角万かどまん」という料亭であった。角万は第一流で、おもに藩の重役とか大商人などを客にしている。松屋川の河岸かしに面して、別棟になった離れ屋も三棟ばかりあった。
艶書 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)