観物みせもの)” の例文
旧字:觀物
その巨大な蛇と、美少女の戯れが、どんなに邪悪な——そのくせ魅力的な——観物みせものであったか、私は此処で執拗に話すのを止しましょう。
奇鳥なればふ人も多く、江戸へいだして観物みせものにせんなどいひしも有しが、主人をしみてゆるさず。
六区に至りては、園内観物みせものの中心地とも称すべきものにして、区内を四号地に分つ。これが観物みものは、時々変更して一定しがたしといえども、しばらく明治三十九年現在のものを記せば左のごとし。
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)
をんな燈心とうしんたけつたりする観物みせものが出ますよ。
明治の地獄 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
奇鳥なればふ人も多く、江戸へいだして観物みせものにせんなどいひしも有しが、主人をしみてゆるさず。