“視据”の読み方と例文
読み方割合
みす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
途端に息を詰めて、穴の開くほど妙子の顔を視据みすえていた幸子は、やや暫く間を置いて、ようよう次の言葉を云うことが出来た。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
時平はそう云って、愕然がくぜんとしている老人の眼の中を視据みすえた。
少将滋幹の母 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)