要所ようしょ)” の例文
かれはそう決心すると、船内の要所ようしょ要所ようしょに電話をかけて、もしや怪しき生物が現われなかったかを問い合わせた。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
江戸及び江戸の御府外を中心として、関東一円にわたるふつうの絵図面に、今日までに探り得た要所ようしょ要所を朱点や暗号で、いちめんにしるしつけられた物であります。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いずれ要所ようしょ要所には、石扉せきひてたり岩石がんせき組木くみきんで、ふだんは通れぬ仕掛しかけになっているだろう。それをおまえたちのつちでいけるところまでりぬいていくのだ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こいつは大敵、ゆだんがならねえ、すぐ手配てくばりして、要所ようしょ要所を厳重げんじゅうにかためろ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
要所ようしょ伐林ばつりんするまでのこと」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)