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襦袢
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シヤツ
ふりがな文庫
“
襦袢
(
シヤツ
)” の例文
今日阪神電車に乗ると、私の前に
齢
(
とし
)
の頃は四十恰好の職人風らしい男が腰をかけてゐた。
木綿物
(
もめんもの
)
だが
小瀟洒
(
こざつぱり
)
した
身装
(
みなり
)
をしてゐるのにメリヤスの
襦袢
(
シヤツ
)
のみは
垢染
(
あかじ
)
んで薄汚かつた。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それを受取つた講演会の幹事は“Wash”を
洗濯
(
せんだく
)
と読んで、ブライアン氏が多分一枚しかない
亜麻
(
ライン
)
の
襦袢
(
シヤツ
)
でも
洗濯
(
せんだく
)
にやつて、その
故
(
せゐ
)
で遅れるのだらうと早合点してしまつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
(実際幹事自身は麻の
襦袢
(
シヤツ
)
を一枚しか持つてゐなかつたらしい。)で、早速返電を打つた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「貴方その
身態
(
みなり
)
は何ですね、
襦袢
(
シヤツ
)
の
綻
(
ほころ
)
びからお
臍
(
へそ
)
が覗いてるぢやありませんか。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
駱駝の
襦袢
(
シヤツ
)
3・24(夕)
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
“襦袢”の解説
襦袢(じゅばん、じゅはん、ジバン)は、和服用の下着の一つ。
(出典:Wikipedia)
襦
漢検1級
部首:⾐
19画
袢
漢検1級
部首:⾐
10画
“襦袢”で始まる語句
襦袢肌抜
襦袢胴着
襦袢袴下