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袿
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かけ
ふりがな文庫
“
袿
(
かけ
)” の例文
「お
袿
(
かけ
)
は召ていないが、お振袖で、
曙染
(
あけぼのぞめ
)
で、それはそれは奇麗ですよ、お前さんに見せたいね。ほんと! 桜の花よりものいう花がきれいさ。」
旧聞日本橋:12 チンコッきり
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
それから立って、黒塗の箪笥から
袿
(
かけ
)
を出して女に
被
(
き
)
せた。派手な
竪縞
(
たてじま
)
のお
召縮緬
(
めしちりめん
)
に紫
繻子
(
じゅす
)
の襟が掛けてある。この中年増が
所謂
(
いわゆる
)
番新というのであろう。女は黙って手を通す。
ヰタ・セクスアリス
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
“袿”の解説
袿(うちき、うちぎ)は、公家装束を構成する着物の一つである。主に女性の衣だが、男性が中着として着用する場合もある。
一枚の上着を指す場合と、何枚も重ねて着用した場合を指すとがある。
一枚の上着の場合は「小袿(こうちぎ)」・「表着(うわぎ)」・「打衣(うちぎぬ)」。2に記述。
何枚も重ねて着用した場合は「重ね袿(袿姿)」。3に記述。
禄(下賜品)として「大袿」がある。裄・丈などが大きいもので、着用する時には仕立て直す。
(出典:Wikipedia)
袿
漢検1級
部首:⾐
11画
“袿”を含む語句
小袿
袿姿
袿衣
小袿衣
大袿
笹袿
袿袴
袿襠