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袿衣
ふりがな文庫
“袿衣”の読み方と例文
読み方
割合
うちぎ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うちぎ
(逆引き)
彼女は指を
袿衣
(
うちぎ
)
の袖にかくしてそっと顔の濡れをたたいた。澄みきった女の覚悟を姿に描いて退がりかける容子である。後醍醐は、
狼狽
(
ろうばい
)
された。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さきに登子を乗せ、高氏もすぐ
鐙
(
あぶみ
)
を踏む。登子は、かいどりを
被衣
(
かつぎ
)
にした。
袿衣
(
うちぎ
)
なので、横乗りに、自然、鞍つぼの良人に甘えたような
姿態
(
しな
)
になる。
私本太平記:02 婆娑羅帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
将門は、彼女の
袿衣
(
うちぎ
)
の襟あしから、久しくわすれていた都人の白粉の香を嗅ぎとって、何もかも、忘れていた。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
袿衣(うちぎ)の例文をもっと
(4作品)
見る
袿
漢検1級
部首:⾐
11画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“袿”で始まる語句
袿
袿姿
袿袴
袿襠
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