“袖無外套”の読み方と例文
読み方割合
クローク100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は、てんで高い襟のついた剣術着フェンシング・ケミセットのような黄色い短衣ジャケットの上に、天鵞絨びろうど袖無外套クロークを羽織っていて、右手に盲目のオリオンとオリヴァレス伯
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
何故なら、骨牌カルタ札を見ると、その人物像はどれもこれも、上下の胴体が左削ぎの斜めに合わされていて、それぞれに肝腎な心臓の部分が、相手の美々しい袖無外套クロークの蔭に隠れているからです。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)