袖判そではん)” の例文
「ぜひもない」と、尊氏はだまって、祐筆ゆうひつに両者へ与える軍忠状を書かせ、今川範国のりくに袖判そではんさせて「さらにはげめ」と、ふたりへさずけた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)