表着うわぎ)” の例文
紅梅がさねなのか、濃い色とうすい色をたくさん重ねて着たのがはなやかで、着物の裾は草紙の重なった端のように見えた。桜の色の厚織物の細長らしいものを表着うわぎにしていた。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)