“衣套”の読み方と例文
読み方割合
かくし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
華大媽かたいまは枕の下をさぐって一つつみの銀貨を取出し、老栓に手渡すと、老栓はガタガタふるえて衣套かくしの中に収め、著物きものの上からそっと撫でおろしてみた。
(新字新仮名) / 魯迅(著)
そこで身を起して銭箱ぜにばこの中から毎日節約して貯め込んだ十三枚の小銀貨と百八十の銅貨をさらけ出し、皆ひっくるめて衣套かくしの中に押込み、戸締をして寶兒を抱えて何家かけの方へと一散に走った。
明日 (新字新仮名) / 魯迅(著)