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蟾蜍
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ひき
ふりがな文庫
“
蟾蜍
(
ひき
)” の例文
また一説にはこれら皆
空
(
うそ
)
で実は尊者の名パトリックをノールス人がパド・レクルと間違え
蟾蜍
(
ひき
)
を(パダ)
逐
(
お
)
い去る(レカ)と解した。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
春の藪くぐもる
蟾蜍
(
ひき
)
のふたたびと声つづかねばひとりうとしも
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
中世に及んで多少鶏に似たものとなりしが、なお蛇王の質を失わで冠を戴くとされた。最後には劇毒ある
蟾蜍
(
ひき
)
の一種と変った。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
紫の藪蒟蒻の花かげはまだ土ふかき
蟾蜍
(
ひき
)
の
隠
(
こも
)
り
処
(
ど
)
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
しばしば
蟾蜍
(
ひき
)
を育てたが、毎度蟾蜍が遠方にある小虫を見詰むると、虫落ちてそれに捉わるるを見、その後
爬虫
(
はちゅう
)
や両棲類や魚学の大家、英学士会員ブーランゼー氏に話すと
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
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蛇また
蟾蜍
(
ひき
)
が雄鶏が産んだ卵を伏せ
孵
(
かえ
)
して生じ、蛇形で翼と脚あり、鶏冠を
戴
(
いただ
)
くとも、八足または十二足を具え、
鈎
(
かぎ
)
ごとく曲った
嘴
(
くちばし
)
ありとも、また単に白点を頂にせる蛇王だともいう。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
蟾蜍
(
ひき
)
が毒気を吹いて、遠距離にある動物を吸い落すというはこんな事で、恐怖でも何でもなく、虎や大蛇アナコンダが、鹿来るべき場所を知りて待ち伏せするような事で、蟾蜍や蛙の舌は
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
蟾
漢検1級
部首:⾍
19画
蜍
漢検1級
部首:⾍
13画
“蟾蜍”で始まる語句
蟾蜍石