“蟹田”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かにた50.0%
がんだ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蟹田かにたから青森まで、小さい蒸気船の屋根の上に、みすぼらしい服装で仰向に寝ころがり、小雨が降って来てれてもじっとしていて、蟹田の土産みやげの蟹の脚をポリポリかじりながら
十五年間 (新字新仮名) / 太宰治(著)
蟹田がんだなる鍛冶かじ夜業よなべの火花闇に散る前を行過ぎんとして立ちどまり、日暮のころ紀州この前を通らざりしかと問えば、気つかざりしとつち持てる若者の一人答えていぶかしげなる顔す。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)