蟹田がんだ)” の例文
蟹田がんだなる鍛冶かじ夜業よなべの火花闇に散る前を行過ぎんとして立ちどまり、日暮のころ紀州この前を通らざりしかと問えば、気つかざりしとつち持てる若者の一人答えていぶかしげなる顔す。
源おじ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)