“蟹糞”の読み方と例文
読み方割合
かにくそ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
赤ん坊は生れるとすぐ蟹糞かにくそをするのだけれど、まるでその蟹糞色のようなどす黒い肌であった。——わらの上から、親切な貰い手があれば一番いいのである。
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
飯島の蟹糞かにくそには、あんたは、死ぬまで忘れられない、なつかしいひとだったのよ
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)