“蟠拠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんきよ50.0%
ばんきよ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十年の役はいさゝか其目的を達したりと雖、なほ各種の異分子のあひ疾悪しつをするもの政府部内に蟠拠はんきよするあれば、表面は堅固なる組織の如くなれど、其実極めて不安心なる国躰なりと云はざるを得ず。
此相馬郡寺田村相馬総代八幡の地方一帯は多分犬養氏の蟠拠ばんきよしてゐたところで、将門が相馬小次郎と称したのは其の因縁いんねんに疑無い。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)