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蝟
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たか
ふりがな文庫
“
蝟
(
たか
)” の例文
折角、人が心で何か純真に求めかけると、俗物共は寄って
蝟
(
たか
)
って祭の踊子のように、
傍
(
はた
)
から
鉦
(
かね
)
や太鼓で
囃
(
はや
)
し立てる、
団扇
(
うちわ
)
で
煽
(
あお
)
いで褒めそやす。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
自分がもしそれを持ったなら、まるで、変り羽毛の
雛鳥
(
ひなどり
)
のように、それを持たない世間から寄って
蝟
(
たか
)
って突き
苛
(
いじ
)
められてしまうではないか。弱きものよ
汝
(
なんじ
)
の名こそ、まこと。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
蝟
漢検1級
部首:⾍
15画
“蝟”を含む語句
蝟集
蝟毛
人蝟
刺蝟