“蝉折”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
せみおり50.0%
せみおれ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥羽院の蝉折せみおりとか、小松殿の高野丸こうやまるとか、清原助種きよはらのすけたねが名をたかくした蛇逃じゃにがしの笛とか、ずいぶんの名器もあったらしいが、近ごろの殺伐さつばつな世間で、こんな笛を見たことは
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
小枝さえだ蝉折せみおれと名づけられた古今の名笛で、笛の名人とたたえられたため宮がこの笛を受けたものだが、中でも蝉折は宋から渡来して朝廷に献じられたもので、蝉の形をした竹の節があり