“蝉捕”の読み方と例文
読み方割合
せみと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼がまだ、とんぼ頭をして、蝉捕せみとりに夢中になって夏を真っ黒に遊び暮していた少年の頃、よくこの寺へ避暑がてら来ていた貴人がある。領主の吉良上野介夫妻であった。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
亀一様を背負ってよく蝉捕せみとりをしましたとか——そんな回顧ばかり語り出した。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)