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蜘蛛太
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くもた
ふりがな文庫
“
蜘蛛太
(
くもた
)” の例文
もう追ッつけ来る時分だ……手はずをきめておかなくっちゃいけねえ、
蜘蛛太
(
くもた
)
、てめえは
柄
(
がら
)
が小さいから人目につかなくっていい。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「盗賊は、まだ
捕
(
つかま
)
らぬか。はて、のろまな
警吏
(
やくにん
)
だ」と、後ろへ供につれている
童
(
わっぱ
)
のような小男——
蜘蛛太
(
くもた
)
を顧みてにやりと笑っていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あろうことかあるまいことか、年景の召使で、
蜘蛛太
(
くもた
)
という
侏儒
(
こびと
)
と、わたくしが、不義をしているなどと云いふらすではございませぬか
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
火旋風
(
ひつむじ
)
と共に走り出して来たのを見ると、それは不死人が都から連れて来た手下の
禿鷹
(
はげたか
)
、
蜘蛛太
(
くもた
)
、穴彦などという一連の出没自在な
剽盗
(
ひょうとう
)
仲間であった。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
仲間同士で呼びあっている名前にしても、
八坂
(
やさか
)
の
不死人
(
ふじと
)
を始めとして、
禿鷹
(
はげたか
)
だの、
毛虫郎
(
けむしろう
)
だの、
保許根
(
ほこね
)
だの、穴彦だの、
蜘蛛太
(
くもた
)
だのというだけで、これにも職業のにおいはない。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蜘
漢検準1級
部首:⾍
14画
蛛
漢検準1級
部首:⾍
12画
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
“蜘蛛”で始まる語句
蜘蛛
蜘蛛手
蜘蛛男
蜘蛛六
蜘蛛這
蜘蛛巣
蜘蛛蟹
蜘蛛網
蜘蛛暦
蜘蛛火