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蚊帳
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がや
ふりがな文庫
“
蚊帳
(
がや
)” の例文
入れて下さい! とばかりに、お百姓夫婦の眠っている、破れ
蚊帳
(
がや
)
の中へ、飛び込んだ。お百姓は
素
(
す
)
っ
裸体
(
ぱだか
)
で、フンドシ一つで眠っている。
雷嫌いの話
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
清三は一円五十銭で、一人寝の綿
蚊帳
(
がや
)
を買って来て、机をその中に入れて、ランプを台の上にのせて外に出して、その中で毎夜遅くまで
書
(
ほん
)
を読んだ。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
この暑さに、色も
褪
(
あ
)
せ
果
(
は
)
てたボロ
蚊帳
(
がや
)
の中で、藤兵衛は裸で寝ていた。むっくり、
肱
(
ひじ
)
を起して
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
朱実は熱ッぽい顔をよけいに
赧
(
あか
)
らめて恥じるように、紙
蚊帳
(
がや
)
の
衾
(
ふすま
)
を、その顔へかぶった。
宮本武蔵:04 火の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“蚊帳”の意味
《名詞》
蚊帳(ブンチョウ、かチョウ(湯桶読み)、かや(熟字訓))
かやの漢語表現ないしそれに当てた漢字表記。
(出典:Wiktionary)
“蚊帳”の解説
蚊帳(かや、かちょう、ぶんちょう、蚊屋)は、蚊などの害虫から人などを守るための網。
(出典:Wikipedia)
蚊
常用漢字
中学
部首:⾍
10画
帳
常用漢字
小3
部首:⼱
11画
“蚊帳”で始まる語句
蚊帳釣草
蚊帳坐禅
蚊帳美人
蚊帳売
蚊帳外
蚊帳幌
蚊帳草
蚊帳越