“虞(オソ)” の例文
その氷の山に対(ムカ)うて居るやうな、骨の疼(ウヅ)く戦慄の快感、其が失せて行くのを虞(オソ)れるやうに、姫は夜毎、鶏のうたひ出すまでは、殆(ホトンド)、祈る心で待ち続けて居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)