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虚言
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そらごと
ふりがな文庫
“
虚言
(
そらごと
)” の例文
斉信がある時「そぞろなる
虚言
(
そらごと
)
」を聞いて彼女をひどくののしったことがある。「どうしてあんなやつを人と思ったろう」とさえ人前で言ったというのである。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
何故
虚言
(
そらごと
)
を言ッたか自分にも解りかねる。お勢は座に着きながら、さして
吃驚
(
びっくり
)
した様子もなく
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
見たものの話でござりますが、これを一目の時、震え上って、すぐに地震、と
転倒
(
てんどう
)
いたしましたそうで、ここで誰も大地震の
前触
(
まえぶれ
)
を、
虚言
(
そらごと
)
とは思いませんようになりました。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「わたしが何ンの
虚言
(
そらごと
)
を言いまッしょうか。
本当
(
しょう
)
のことでござります」
平賀源内捕物帳:長崎ものがたり
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
今時の師学
倶
(
とも
)
に
生死岸頭
(
しょうじがんとう
)
に於て遊戯し、荊棘林中に大自在を得る等と、当土なしの
虚言
(
そらごと
)
を吐て、又傍には不立文字不
レ
在
二
言句上
一
、無義無味無文無句、公案は参ずるのみ、義解して講ずべからず
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
虚
常用漢字
中学
部首:⾌
11画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“虚言”で始まる語句
虚言堂
虚言家
虚言者
虚言浮説