虚碧きよへき)” の例文
博雅の君子亦「鏡花全集」を得て後、先生が日光晶徹の文、哀歓双双あいくわんさうさう人生じんせいを照らして、春水欄前に虚碧きよへきただよはせ、春水雲外に乱青らんせいを畳める未曾有の壮観をほしいままにす可し。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)