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虔
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つゝ
ふりがな文庫
“
虔
(
つゝ
)” の例文
しやしやり出るお勝、清左衞門に
手嚴
(
てきび
)
しくやられて、
虔
(
つゝ
)
ましく塗り隱した野性が彈き出されたのでせう、今にも飛びかゝりさうな氣組です。
銭形平次捕物控:035 傀儡名臣
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
我等が立てる甲斐の山の
峻峭
(
しゆんせう
)
を以てするも、近づいて
之
(
これ
)
に
狎
(
な
)
るゝ能はず、
虔
(
つゝ
)
しんでその神威を敬す、我が生国の大儒
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
室内
(
なか
)
へ進んでいつて、
虔
(
つゝ
)
ましくお辭儀をして、私が見上げると、黒い柱——さう、少くとも一見、私にはさう見えた——眞直ぐな、幅の狹い、黒い着物を着たものが、敷物の上に棒立ちになつてゐた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
虔
(
つゝ
)
ましき胸壁の
中
(
うち
)
、いと暗き芝生のあたり
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
そんな調子で露拂ひをするガラツ八の後ろから平次は
虔
(
つゝ
)
ましい顏を出して、初秋の陽の明るく當る
筵
(
むしろ
)
を剥ぎました。
銭形平次捕物控:149 遺言状
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
虔
(
つゝ
)
ましき馬を立たす。
畑の祭
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
萬事
控
(
ひか
)
へ目な差圖役に廻つて、家の中の取締りから、仕事萬端は、才智にたけて、實行力のある妾のお小夜が引受け、養女のお冬は、お人形のやうに
虔
(
つゝ
)
ましく
銭形平次捕物控:223 三つの菓子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
虔
漢検1級
部首:⾌
10画
“虔”を含む語句
敬虔
虔十
呂虔
不虔
敬虔主義
敬虔摯実
敬虔雄麗
梁虔
盧虔
真虔
祗虔
祗虔主義
虔敬
諸葛虔
雨期虔