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虎鰒
ふりがな文庫
“虎鰒”の読み方と例文
読み方
割合
とらふぐ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とらふぐ
(逆引き)
鯸鮧魚
(
こういぎょ
)
は
河豚
(
ふぐ
)
の一種で、虎斑がある。わが
虎鰒
(
とらふぐ
)
のたぐいであって、なま煮えを食えば必ず死ぬと伝えられている。
中国怪奇小説集:08 録異記(五代)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
鬚
(
ひげ
)
だらけの脱獄囚みたいな友吉おやじと、鶴髪童顔、長髯の神仙じみた老ドクトルが、グラグラ
煮立
(
にえた
)
った味噌汁と
虎鰒
(
とらふぐ
)
の鉢を真中に、片肌脱ぎか何かの差向いで
爆弾太平記
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
宇野信夫君の『巷談宵宮雨』では深川はずれの
虎鰒
(
とらふぐ
)
の多十住居で、蚊の烈しさに六代目の破戒坊主が手足をことごとく浴衣で覆ってしまう好演技を示した、つまりそれほどの蚊なのであるから
我が円朝研究:「怪談牡丹灯籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
虎鰒(とらふぐ)の例文をもっと
(3作品)
見る
虎
常用漢字
中学
部首:⾌
8画
鰒
漢検1級
部首:⿂
20画
“虎”で始まる語句
虎
虎杖
虎視眈々
虎口
虎斑
虎髯
虎狼
虎列剌
虎列拉
虎耳草
“虎鰒”のふりがなが多い著者
正岡容
夢野久作
岡本綺堂