“蘭書”の読み方と例文
読み方割合
らんしょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
弟の、土肥八十三郎は、近頃、しきりと、ご禁制の蘭書らんしょを、耽読たんどくしている。のみならず、上方あたりから、しばしば、飛脚がくる。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蘭書らんしょだ」
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
幕士には禁制の蘭書らんしょを机の下へかくして、父の眼をぬすんでは読みふけっている八十三郎だった。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)