藪中やぶなか)” の例文
……というのは、きょう私たち母子おやこが、院のお墓のあたりから山道を掃除して参りますと、とある藪中やぶなかの石に、誰が刻んだか、こんな歌が彫ってあったのがふと見出されたのです。……
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
死骸しがいは、あの藪中やぶなかへ埋めずばなるまい。」
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)