“藍壺”の読み方と例文
読み方割合
あいつぼ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その狭い井の口から広大に眺められる今宵こよいの空の、何と色濃いことであろう。それを仰いでいると、情熱の藍壺あいつぼに面を浸し、瑠璃色るりいろ接吻せっぷんで苦しく唇を閉じられているようである。
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)