“藁為事”の読み方と例文
読み方割合
わらしごと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄達五六人の若者は夜業の藁為事わらしごとが済んでからそれを煮て食つた。兄は爆発為掛のうまく行つたことを得意に話しながら、どうも少し臭くて駄目だな。ぎうよりも旨くないな。こんなことを話した。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
父は冬の藁為事わらしごとの暇に教員のところに遊びに行くと、今しがた届いたばかりだといふ三稜鏡さんりようきやうを見せられた。さうして日光といふものはうして七色の光から出来て居る。にじの立つのはつまりそれだ。
念珠集 (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)