薫袖くんしゅう)” の例文
いまも、余恵よけいにうけている華冠かかん薫袖くんしゅうの身を、まだ不足ぐらいに思いなれているのである。きびしい、敗者の運命などには、出会ったことはない族党なのだ。
高も、そっと、それらの薫袖くんしゅうのなかに立ちまじって、よそながら見物していた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)