薪拾まきひろ)” の例文
まだ朝霞あさがすみがたちこめているので、おおかた薪拾まきひろいの小僧こぞうか、物売ものうりだろうくらいに思っていた蛾次郎は、だんだん近づいて見てびっくりした。どうも、それは鞍馬くらま竹童ちくどうらしい。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「……なんだ薪拾まきひろいか」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)