薄筵うすむしろ)” の例文
薄筵うすむしろの一端を寄せつかねたのを笠にもみのにも代えて、頭上から三角なりにかぶって来たが、今しもそらを仰いで三四歩ゆるりと歩いた後に、いよいよ雪は断れるナと判じたのだろう
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)