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蔵屋敷
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くらやしき
ふりがな文庫
“
蔵屋敷
(
くらやしき
)” の例文
旧字:
藏屋敷
「おばさんが、
木挽町
(
こびきちょう
)
だなんて教えたから、とんだ廻り道をしちまったじゃないか。あそこは
蔵屋敷
(
くらやしき
)
で、
住居
(
すまい
)
は麻布村の
日
(
ひ
)
ヶ
窪
(
くぼ
)
だぜ」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
蠣殻町
(
かきがらちょう
)
の浅野の屋敷のまえを通り、川っぷちをつたいながら弥太堀の近くまで行くと、
蔵屋敷
(
くらやしき
)
のならびの大黒堂の横手に、五十ばかりの汚い布子を着た
雪駄
(
せった
)
直しが
顎十郎捕物帳:12 咸臨丸受取
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
途中何やかやと話し合いながら
呉服橋
(
ごふくばし
)
から
蔵屋敷
(
くらやしき
)
を通って日本橋へ出た泰軒とお艶。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
親分の銀五郎は、今日も蜂須賀の
蔵屋敷
(
くらやしき
)
と
下屋敷
(
しもやしき
)
の方へお
百度詣
(
ひゃくどまい
)
りだ。例の、阿波入りのため、便乗する
関船手形
(
せきぶねてがた
)
、
入国御免切手
(
にゅうごくごめんきって
)
、二つを手に入れなければならないので。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“蔵屋敷”の解説
蔵屋敷(くらやしき)とは、江戸時代に大名(藩)が年貢米や領内の特産物を販売するために設置した倉庫兼家屋の事である。一般的に大阪にあったものが著名であるが、江戸・敦賀・大津・堺・長崎など、交通の要所である商業都市に設置される場合もある。また、大名のみならず有力な旗本・公家・寺社の中には自前の蔵屋敷を持つものもいた。
(出典:Wikipedia)
蔵
常用漢字
小6
部首:⾋
15画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
敷
常用漢字
中学
部首:⽁
15画
“蔵屋敷”で始まる語句
蔵屋敷詰