くさ)” の例文
仏蘭西フランスの写実派には興味を持っても、人生本位の露西亜の小説はジメジメして陰気だとくさし、その頃からツルゲネフやトルストイを推奨した私を外道げどうと呼び
私が何とかいってくさすと、今までと打って変って反対あべこべに、「それは君、君は誤解している。紅葉はんな男じゃない。君、今度は十分肝胆を披瀝ひれきして話して見給え、」とにわかに紅葉の弁護を做初しだした。