“蓆壁”の読み方と例文
読み方割合
むしろかべ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私と甥とが足音をぬすみ偸み、静にその小屋の前を通りぬけました時も、蓆壁むしろかべうしろにはただ、高鼾たかいびきの声が聞えるばかり、どこもかしこもひっそりと静まり返って、たった一所ひとところ焚き残してある芥火あくたびさえ
邪宗門 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)