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蒼玄
ふりがな文庫
“蒼玄”の読み方と例文
読み方
割合
あおぐろ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あおぐろ
(逆引き)
深林の中に踏み
均
(
な
)
らした小径がある、晃平は「こりゃ鹿の路だあ」と言って、目もくれずに先へ立って登る、
禿木
(
はげき
)
の枯れ切った残骸が、
蒼玄
(
あおぐろ
)
い針葉樹林の間に、ほの白く見える
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
岩のあるところを目懸けて、
縋
(
すが
)
りつく、倉橋君も、それから少し後れて、高頭君と中村君とが、みんなこの
蒼玄
(
あおぐろ
)
い波に、沈没したり、浮き上ったりして、つづいて泳いで来た、敢えて泳ぐという
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
薄っぺらに延びている、それは流れているとは見えないのである、暫らく休んでいると、冷たい谷風が、下から吹きあげて、森は魂が入ったように、さやさやと靡いて、
蒼玄
(
あおぐろ
)
い
鬣
(
たてがみ
)
が這い上って来る
谷より峰へ峰より谷へ
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
蒼玄(あおぐろ)の例文をもっと
(2作品)
見る
蒼
漢検準1級
部首:⾋
13画
玄
常用漢字
中学
部首:⽞
5画
“蒼”で始まる語句
蒼
蒼白
蒼空
蒼蠅
蒼黒
蒼褪
蒼然
蒼々
蒼穹
蒼味